世界の料理「マレーシア編」を終えて
2月25日(日)井野公民館にて「世界の料理」を開催しました。今年はマレーシア料理です。取手市民・TIFA会員23名の参加者と共に、マレーシア料理を調理、会食し、食事の後にマレーシアについての講演がありました。
講師はマレーシア出身でTIFAの理事を務める山中韻晶氏です。メニューは海南鶏飯
(3種類のソース付き)、スープ、茹で小松菜、さつまいものスイーツ番薯糖水です。
ワンプレートに盛り付けられたライスと鶏肉、小松菜の鮮やかなグリーンのいろどりも食欲をそそります。各料理とも生姜をふんだんに使い、ピリッとした味わいが良いアクセントになっています。
日本では馴染みのないマレーシアならではの調理法に、参加者の皆さんも驚いていたようです。マレーシアから持ってきた石臼で唐辛子、生姜を擦り込み、大きな中華包丁で食材を豪快に叩き潰し、又、スイーツのさつまいもはナイフで大まかにカットしたりと、日本料理の発想に無いものでした。
3種類のソースは、どれも美味しく海南鶏飯を存分に楽しむことができました。少しのアレンジを加えれば、自宅でも簡単に作れそうです。「家でも作ってみよう」と参加者の方も喜んでいました。
午後の講演では、マレーシアの歴史や食事、生活などを紹介していただきました。日本にいると知り得ないおもしろいお話で、講師のおおらかなお人柄の語りと観光ビデオ、参加者の質問で賑やかな一時でした。
美味しい、楽しいと参加者の皆さま方が喜んで下さったイベントとなりました。
2023年度TIFA会員交流会を開催しました
TIFAは会員相互の交流と懇親を深めるため、毎年会員交流会を年末に開催してきましたが、コロナ感染症のためこの3年間開催できませんでした。コロナが収まり4年ぶりに11月26日(日)白山公民館で開くことが出来ました。
久しぶりの開催で準備段階から、会場の決定、アトラクションの決定等さまざまな困難がありましたが、会員皆の協力により無事開催にこぎつけました。
総合司会は中国出身でTIFA理事の淺野夏帆氏にお願いしました。志村会長が所用で欠席となり、齋藤副会長の開会挨拶、乾杯の音頭でパーティーが始まりました。立食形式で会場に配置された8つのテーブルに食べ物(軽食)、飲み物、お菓子等が並べられ、会員は食事をしながらお互いに会話を楽しみました。
アトラクションは福元理事の軽快な司会で始まりました。最初は舞台上のスクリーンに世界の有名な建造物の写真を写し、「その建造物のある国とその国の首都を当てるクイズ」10問を出しました。当てた人には賞品として500円の「クオカード」を進呈しました。
次にインドネシアの伝統舞踊バリダンスをTIFA会員のユリア・ロサさんとお友達の皆様に踊っていただきました。大変きらびやかな衣装、手と足の特徴ある所作に皆感動しました。さらにユリアさんの指導により舞台上で皆で踊り大変盛り上がりました。
最後のアトラクションは近藤さんのピアノ伴奏、白井さんの指導で唄を歌いました。最初に日本語教室戸頭教室の皆で「心の友」を、中央教室の皆で「小さな世界」、交流部の皆で「昴」を歌いました。途中飛び入りでバングラデシュ出身の学習者によるバングラデシュの歌の披露もありました。
最後に「上を向いて歩こう」とXmasソング「ジングルベル」を参加者全員で合唱し、会員交流会は大盛況、無事終了しました。
日頃TIFA活動にご協力いただいているゲストの方々、TIFA事務局としてお世話になっている取手市役所秘書課、秘書課OBの方々を含め総数約100名余の参加があり、当初の目的の会員相互の交流、懇親が十分果されました。
外国出身者のための日本文化
紹介フェスタ
10月29日(日)井野公民館にて、取手市国際交流協会主催の外国出身者のための日本文化紹介フェスタ、4年ぶりの開催です。
着付け、お茶、生け花、習字、折り紙、けん玉の 6つの体験コーナーがあります。
今年はTIFA日本語教室の学習者ばかりでなく、企業会員日本語学校つくばスマイルにもお声かけして、40名あまりの参加がありました。参加者のお国も様々です。アメリカ、インド、オーストラリア、スリランカ、タイ、中国、バングラデシュ、ベトナム、ペルー、マレーシア、モンゴルです。
お茶コーナーでは甘い練りきりのお饅頭をいただき、自分でお茶をたてます。少しばかり苦いお茶も好き嫌いがありましたが。
着付けコーナーでは、自分で選んだ着物と帯を着こなしています。若い人のセンスは素晴らしいですね。古い着物も帯も新しい命を吹き込まれた様に生き生きと甦っていました。
初めてのけん玉を講師顔負けにこなす人。
習字コーナーでは、まるで絵を描く様に漢字を書く人、止めはねをきちんと書く人、様々ですが楽しそうです。
生け花コーナーでは、芯になる木もの、添えになる葉もの、鮮やかな色の花を足元に揃えて剣山に刺す日本の生け方。各々のお国のアレンジメントと違う生け方に興味津々です。
折り紙コーナーでは飛び跳ねるカエルに喜ぶ子ども達。当日は生憎の雨でしたが、皆さん楽しそうでした。
日本には素晴らしい伝統文化が沢山ありますが、個人的に体験するチャンスは多くはありません。本日は一度に多くの体験が出来て、参加者の皆様には満足いただいたのではないでしょうか。
TIFAサロン英語でハロウィン
10月22日(日)に取手市国際交流協会のイベントとして「英語でハロウィンを楽しもう」が井野公民館で開催され、子ども18名、保護者16名が参加しました。
ゴースト製作から始まり、歌いながら英語でハロウィンのキャラクターを答え、続くビンゴゲームでお菓子をもらっていきました。次の玉入れ、玉投げで的に入れたらお菓子2個、入らなかった子どもも1個ゲットです。続いてはミステリーボックス。箱の横から両手を入れてつかんだ蜘蛛や恐竜に応じてお菓子をゲットです。こんなにお菓子をもらったのに今度はTea Breakでクッキーやケーキ、マレーシア料理の、花のお茶でもち米を青く炊き込んだプルットタイタイに甘いカヤをかけて食べます。マレーシアでは もち米はデザートです。そして、最後はお決まりの「Trick or Treat」でお菓子をゲットしました。
時間はあっという間に過ぎてしまいました。子ども達にはこうした機会でもっともっと異なる文化を体験してほしいと思いました。
〝かさま新栗まつり″バスツアー
10月1日(日)に行われた取手市国際交流協会主催のバスツアーは、“かさま新栗まつり”参加でした。
外国出身者12名、取手市民19名、スタッフ9名、合計40名の参加です。
笠間芸術の森公園イベント広場いっぱいに白いテントが立ち並び、大勢のお客様です。
生栗、焼き栗、栗スイーツ、栗おこわなど栗🌰🌰🌰のオンパレードです。
子ども達の手作りケーキ体験コーナーでは美味しそうなケーキが出来ていました。
名物の栗ご飯やインスタ映えするモンブラン、どれも美味しそうです。そして、どのブースも長い行列です。
それにしても会場までの大渋滞は、お祭りの人気のバロメーターでしょうか?
帰りは、かさま道の駅でお買い物です。どの籠にも🌰栗が入っていました。
皮剥きに手間が掛かりますが、美味しい🌰栗を食べながら、あの日の楽しい思い出に浸っておられることでしょう。
「 異文化トークサロン」ラオス編
異文化トークサロンが7月30日(日)福祉交流センター多目的ホールで開催されました。講演者はNPOアジア連帯委員会で活躍し、ラオスの学校建設支援等に取り組んでいるTIFA理事鈴木隆氏。テーマは「ラオスってどこ・どんな国」でした。参加者は約40名あまりで皆熱心に聴講していました。
ラオスはASEAN10カ国の一つでベトナム・タイなどに挟まれた海なしの国、開発途上国です。講演では映像を使い、地図・基本情報などを始めに紹介し、首都や他の主要地域、50の民族、仏教国であることおよび中心部を流れるメコン川などをわかりやすく説明されました。
そのあとグルメとして主な料理を紹介。川エビ、マンゴーライス、ナマズのから揚げなど日本人にとっては珍しい食べ物があるようです。味わってみたいという思いに誘われます。
世界遺産になっている古都ルアンパバーンなどの観光地も多くあるとのこと。人々の社会生活面でも朝市、ナイトマーケット、学校建設の紹介もありました。また忘れられない点は同国の東北部などには過去のベトナム戦争時の影響として今も不発弾や地雷が多く残っており、負の遺産としてその対処に苦労しているとのお話もありました。
開発途上であるということと同時に改革、発展に熱心に取り組んでいることがわかりました。会場には同国製品として衣類などが展示されており、休憩時間には参加者が見入っていました。Q&Aタイムには10名近い多くの方が質問されて同国への関心が高いことを示していました。
古利根沼ウォーキング2023
7月9日(日)我孫子市の「古道をたどり森と水辺が招く古利根コース」のウォーキングを実施しました。心配されていた雨も降らず、かと言って真夏の太陽も雲に隠れて炎天でもなく、まずは恵まれた天候でした。中国、マレーシア、ネパール、スリランカ、インドと様々な国の方が14名参加して総勢17名の参加者でした。
9時10分取手駅に集合し、成田線の湖北駅から歩き始めました。途中筑波山や成田山方面を示す江戸時代の追分道標を経て、もとは利根川だった古利根沼を芝原城跡のあった丘の上から眺めながら歩き、それぞれの時代背景などの説明をしました。森の中にあった芝原城址を出(で)て古利根沼の湖畔まで降りたところで、魚釣りをしている方がいて、バスなどが釣れると教えていただきました。降りたところには波除不動尊がありました。洪水等の水害が起きないように、不動尊を建立して願をかけたことにより、水害がなくなったとの言い伝えがあるそうです。途中、芝生の広い中峠亀田谷公園で休憩し、出発地の湖北駅に到着しました。行きの電車では話さなかった人も、帰りにはお国の話、食べ物の話、恋話などで会話が尽きることがありませんでした。
帰りの乗り換えの我孫子駅で一部参加者がはぐれる等のハプニングはありましたが無事全員取手駅に戻り、利根川河川敷に移動し、第二部としてバーベキューを楽しみました。バーベキュー参加者は、準備したTIFAスタッフも含め24名でした。
2023年度 TIFA総会
2020年・2021年と続いた新型コロナ感染症のためTIFAのボランティア活動は休止、停滞が続き、総会も書面議決によるものとなってしまいました。2022年には対面での総会にはなりましたが、ボランティア活動は100%元に戻ったものにはなりませんでした。
2023年5月になって新型コロナ感染症も収まり、感染症の分類も第2類から第5類に変更され、インフルエンザと同じカテゴリー分類(ぶんるい)になりました。
このような状況で、2023年度TIFA総会は5月21日(日)午後1時30分から福祉交流センター多目的ホールで開催されました。2023年度は従前のボランティア活動が出来るよう活動計画(案)、予算(案)を作成し、総会に臨みました。
総会はベトナム出身のファム・ミン・ハンさんの司会、徳永孝幸さんの議長選任・大谷智子さんの書記選任で始まりました。志村会長の挨拶の後、来賓の中村取手市長から今までのTIFA活動に対する感謝と今後も引き続き、TIFAの活動に大いに期待するとの言葉をいただきました。その後議題に入り活発な討議が行われ、議案第1号から第5号まで滞りなく承認されました。ちなみに、参加者数は21名でした。