異文化トークサロン
世界の国々の人々、文化を理解するために外国出身者、或は外国に滞在した経験のある日本人を講師に迎えトークサロンを開催しています。
異文化トークサロン (ブラジル編)
異文化トークサロン(ブラジル編)が7月27日(土)取手福祉会館で開催されました。講師は、元JICAシニアボランティアで、牛久市で外国出身者に日本語を教えていらっしゃる山田 公男氏で、JICA筑波よりご紹介を受けました。日本語教師としてブラジル パラ州に2019年1月より1年間派遣されました。(派遣は2年間の予定でしたがコロナの世界的蔓延に伴い、2020年2月に早期帰国されました。) テーマは「ブラジルってどこ・どんな国」でした。参加者は約25名あまりで皆熱心に聴講していました。
ブラジルは日本からすると地球の反対側に当たる南米の大国です。講演第1部ではブラジルの基本情報・歴史が紹介されました。ポルトガルからの独立後70年弱の帝政時代があったこと、政治の不安定が続き、ようやく安定してきたのは20世紀末頃とつい最近であったことを知りました。休憩後の第2部では、ブラジルの政治・経済面での課題並びに200万人ともいわれる日系人についてご説明がありました。約26万人の移住者の方々のご苦労は大変なものだったそうですが、サンパウロをはじめ地域によっては大きな日系人コミュニティーの存在があることを伺いました。
会場には茨城県国際交流協会よりお借りしたブラジル国旗・資料が展示されており、休憩時間には参加者が見入っていました。Q&Aタイムには多くの方から質問があり同国への関心の高さが感じられました。
「 異文化トークサロン」ラオス編
異文化トークサロンが7月30日(日)福祉交流センター多目的ホールで開催されました。講演者はNPOアジア連帯委員会で活躍し、ラオスの学校建設支援等に取り組んでいるTIFA理事鈴木隆氏。テーマは「ラオスってどこ・どんな国」でした。参加者は約40名あまりで皆熱心に聴講していました。
ラオスはASEAN10カ国の一つでベトナム・タイなどに挟まれた海なしの国、開発途上国です。講演では映像を使い、地図・基本情報などを始めに紹介し、首都や他の主要地域、50の民族、仏教国であることおよび中心部を流れるメコン川などをわかりやすく説明されました。
そのあとグルメとして主な料理を紹介。川エビ、マンゴーライス、ナマズのから揚げなど日本人にとっては珍しい食べ物があるようです。味わってみたいという思いに誘われます。
世界遺産になっている古都ルアンパバーンなどの観光地も多くあるとのこと。人々の社会生活面でも朝市、ナイトマーケット、学校建設の紹介もありました。また忘れられない点は同国の東北部などには過去のベトナム戦争時の影響として今も不発弾や地雷が多く残っており、負の遺産としてその対処に苦労しているとのお話もありました。
開発途上であるということと同時に改革、発展に熱心に取り組んでいることがわかりました。会場には同国製品として衣類などが展示されており、休憩時間には参加者が見入っていました。Q&Aタイムには10名近い多くの方が質問されて同国への関心が高いことを示していました。
「異文化トークサロン」ヨルダン編
コロナウィルスのため中断していたTIFA交流部活動「異文化トークサロン」が、7月30日(土)福祉交流センターで開催されました。講演題は「ヨルダンの歴史と文化」、講師はTIFA会員(理事)の松元 俊氏でした。松元氏は2011年9月から2014年1月まで延べ2年3ヵ月JICAシニアボランティアとしてヨルダンに派遣され、職業訓練校の学校運営、政府機関・企業の業務改善等の指導を行ってきました。講演参加者は総数50名で、ヨルダンの歴史、経済、自然、地理等多岐にわたり講演していただきました。
異文化トークサロン「アフリカ マラウイ編」
6月9日(日)福祉交流センターで「異文化トークサロン」が開催されました。
講演題は「ウォーム・ハート・オブ・アフリカ:マラウイ共和国」で、講師は元JICAシニア海外ボランティアの上田 安男さんでした。上田さんは2014年から2016年まで2年間、アフリカ マラウイの首都リロングウェに本部がある NGO法人「マラウイ・エイズ・カウンセリング・情報機構」に派遣され、頻発する停電の中で、医療データベースの管理システム再構築に取り組まれました。
マラウイはアフリカの内陸部にあり、日本人にはあまり馴染みのない国ですが、1964年イギリスより独立以降、アフリカでは珍しく周辺国との戦争や内戦もなく、“The Warm Heart of Africa”(アフリカの温かい心)という別称を持っています。
講演では多くのスライドを交え、マラウイの国土、政治、経済、自然等、多岐にわたりお話し頂きました。世界の最貧国の1つで、国際支援に支えられた国ですが、貧富の差もそれほど高くなく、人々は温和で明るく、他のアフリカ諸国と比べ治安も良く、住みやすい国であるというお話でした。
「貧しい国という我々の感覚と違い、人々は自活していて、十分な幸せを感じているのかもしれない」という上田さんの言葉が印象に残りました。講演参加者は総計28名でした。
異文化トークサロン 「アフリカ ザンビア 大いなる台地」
6月17日(日)福祉交流センターで「異文化トークサロン」が開催されました。講演題は「アフリカ ザンビア 大いなる台地」で、講師はTIFA会員の松元俊さんでした。
講演参加者は総計39名(TIFA会員20名、非会員19名)でした。講演内容はスライドを交え、ザンビアの歴史、政治、経済、民族、自然、教育、医療等、多岐にわたり話して頂きました。
異文化トークサロン「フィジー」
日時 2017年6月18日(日)13:30~15:30
会場 福祉交流センター AB会議室
南太平洋の楽園フィジーの自然、文化、歴史を小田島満哉さんにお話していただきました。小田島さんはJICAシニアボランティアとして活動され、今年5月に帰国されました。
異文化トークサロン「パプアニューギニア」編 開催
2016年10月9日 異文化トークサロンが開催されました。今回は、パプアニューギニア名誉領事 井原信近さんをお迎えして、「パプアニューギニア」の自然と文化、歴史など貴重なお話をお聴きしました。「地上最後の秘境」と言われ、南太平洋のニューギニア島の東半分及び周辺の島々600からなるパプアニューギニア、800以上の部族があり、それぞれの言語が異なり、世界一言語の多い国と言われているそうです。
ご存知ですか?パプアニューギニアの名誉領事館は取手市にあります。
異文化トークサロン(ネパール編)
2015年9月20日(日)取手市福祉交流センターで「異文化トークサロン」講演会が開催されました。参加者は25名でした。講演題は「ネパール大地震2015・現状と復興への歩み」で、今年4月25日にネパールで発生した大地震の被害状況と復興に向けた活動を紹介した講演会でした。講師はネパール出身、取手在住、TIFA会員のタパ・デイネシュさんでした。多くのレンガ作りの家屋、歴史的建造物が崩壊しましたが、復興に向けた活動が始まっていて、世界中の国からの支援活動も紹介されました。「個人で出来る1番の復興支援は外国の方々がネパールに観光、登山できてもらうことです」というタパさんの言葉が印象深く残りました。因みに2015年9月20日は共和制になってから初めてのネパールの憲法発布の日であるとのことでした。
「ネルソン・マンデラさんの生涯」
反アパルトヘイト(人種差別)運動のリーダーでのちに南アフリカの大統領を務めた ”ネルソン・マンデラ”さんの生涯"および ”南アフリカの歴史、産業、観光”を紹介する、話(反アパルト運動の歴史、南アフリカの観光等)を仕事で南アフリカ滞在経験のある、小板橋忠志さんにしていただきました。
講師 小板橋忠志さん(JETORO南アフリカ事務所勤務)
開催日 2014年9月20日
参加者 60名
ネパール
「神が宿る国ネパール」という題でJICAシニアボランティアとして2011年から2年間ネパールに派遣され、「農業協同組合の組織つくり」を指導してきた、小田島満哉さんにネパールの実情について講演していただきました。
ネパールは東南アジアで最貧国と言われています。しかし南のインドに接する亜熱帯地方からヒマラヤの麓の高地山岳地帯まで大変自然豊かな国です。そこに住んでいるネパールの人々の素朴な人柄、生活を通して、現在の日本人が忘れかけている「自然との調和」、「神の存在」を考えさせられた、大変興味深い講演でした。
講師 小田島 満哉さん
開催日 2013年9月28日(土)
参加者 18名
カンボジア
「カンボジアとの出会い」というテーマで、高校生を中心とした「カンボジア・スタディツアー」を企画し、引率された取手市松陽高校の大滝修先生に現在のカンボジアの状況、歴史、文化、日本とのつながり、等お話をしていただきました。又、ツアーに参加した取手市松陽高校の2名の生徒さんからも、カンボジアでの現地の人との交流を通した体験談のお話をしていただきました。
講師 大滝 修さん
(取手市松陽高校教諭)
開催日 2012年12月8日
参加者 17名
ドミニカ共和国・ウルグアイ
JICAシニアボランティアとしてドミニカ共和国、ウルグアイに派遣されていた松元俊さんに「派遣先の国の実情」、「JICAシニアボランティアの仕事、役割」のお話をしていただきました。
講師 松元 俊さん
開催日 2011年9月17日
参加者 20名